評判・料金から繋がらない時の対処法まで徹底解説

*当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。また、Amazonのアソシエイトとしても適格販売により収入を得ています。

SoftBank AirでVRは快適?Meta Quest 3の「無線PCVR」にAirターミナル6が最強な理由

Meta Quest 3の登場により、ますます盛り上がりを見せるVR(バーチャルリアリティ)の世界。高精細な映像と没入感は、私たちを別世界へと連れて行ってくれます。しかし、その体験を最高のものにするためには、一つの重要な条件があります。それは「快適なネットワーク環境」です。

「SoftBank AirでVRはちゃんと動くの?」「VRChatでアバターはすぐ表示される?」「PCVRを無線でやりたいけど、ラグくならない?」――そんな疑問を持つVRユーザーの皆さん。実は、SoftBank Air、特に最新の「Airターミナル6」は、VR、とりわけPCの映像を無線でヘッドセットに飛ばす「無線PCVR」において、意外なほどの”神デバイス”になり得るポテンシャルを秘めていることをご存知でしょうか。

この記事では、SoftBank AirとVRの関係を、単なるインターネット回線の速度だけでなく、Wi-Fiルーターとしての性能という側面からも徹底的に解剖します。Meta Quest 3などを所有し、ワンランク上のVR体験を求めているあなたに、SoftBank Airがもたらす意外なメリットと、快適な環境構築のノウハウを伝授します。

第1章:VRに必要な「2つの速度」を理解する

VRの快適さを語る上で、絶対に混同してはいけない2種類の「速度」があります。SoftBank Airがどこで活躍するのかを知るために、まずこれを整理しましょう。

速度1:インターネット回線速度(WAN)

これは、家の外(インターネット)とデータをやり取りする速度です。
・用途:ゲームのダウンロード、VRChatでのアバター読み込み、マルチプレイの同期。
・SoftBank Airの役割:ここには「5G/4G回線」が使われます。下り100Mbps以上出る5Gエリアなら快適ですが、4Gエリアや混雑時は遅く感じることがあります。

速度2:宅内Wi-Fi転送速度(LAN)

これは、家の中にあるPCとVRヘッドセットの間でデータをやり取りする速度です。
・用途無線PCVR(Air Link / Virtual Desktop / Steam Link)。高性能PCで処理した高画質なVR映像を、Wi-Fi経由でヘッドセットに飛ばして表示する技術。
・SoftBank Airの役割:ここには「Airターミナル本体のWi-Fi性能」が使われます。インターネット回線が圏外でも関係ありません。ルーターとしてのスペック(Wi-Fi 6/7対応など)だけが重要になります。

実は、Airターミナル6は、この「速度2(宅内転送)」において、数万円する高級ゲーミングルーターに匹敵する性能を持っているのです。

第2章:【検証】スタンドアローンVR(Quest単体)での使い勝手

まずは、PCを使わず、Meta Quest 3などのヘッドセット単体で遊ぶ場合(速度1:インターネット回線速度が重要)の快適度を見てみましょう。

ゲームのダウンロード

VRゲームはデータ容量が大きく、数GB〜数十GBになることもザラです。SoftBank Airの5Gエリア(実測100Mbps〜)であれば、数分〜数十分で完了し、ストレスなく利用できます。4Gエリアの場合は時間がかかるため、寝ている間にダウンロードしておくなどの工夫が必要です。データ容量無制限なので、何本ダウンロードしても安心なのは大きなメリットです。

VRChatなどのメタバース体験

VRChatでは、他人のアバターデータやワールドのデータをリアルタイムで読み込む必要があります。回線が遅いと、周りの人がずっと灰色のロボット(読み込み中)のまま、という事態になります。5G環境であれば概ね快適ですが、Ping値が不安定になりがちなSoftBank Airでは、人が密集するイベントなどで、音声が途切れたり、動きがカクついたりする可能性があります。ここは光回線に一歩譲る部分です。

第3章:【本題】無線PCVRにおいて「Airターミナル6」が最強な理由

ここからが本題です。ゲーミングPCと接続して遊ぶ「無線PCVR」において、Airターミナル6は真価を発揮します。

Wi-Fi 6 / 6E / 7 対応という圧倒的スペック

無線PCVRを快適(高画質・低遅延)に行うためには、PCとヘッドセットの間で、毎秒数百メガビットという膨大な映像データを、遅延なく転送し続ける必要があります。これには、ルーターのWi-Fi性能が何より重要です。

最新のAirターミナル6は、次世代規格「Wi-Fi 7」に対応しています(Airターミナル5でもWi-Fi 6対応)。これは、市販のルーターで購入しようとすると、数万円クラスのハイエンドモデルに相当するスペックです。SoftBank Airを契約すれば、この高性能ルーターが(実質無料で)手に入るのです。

「専用道路」で干渉なしのストリーミング

特に、Airターミナル6が対応している可能性がある(※仕様による)「6GHz帯」や、Wi-Fi 6の「5GHz帯(160MHz幅)」を利用することで、近隣のWi-Fi干渉を受けずに、PCからVRヘッドセットへ、極めてスムーズに映像を飛ばすことができます。これにより、ケーブルの呪縛から解放されながら、有線に近い高画質体験が可能になります。

第4章:【実践】SoftBank Airで最高のVR環境を作るセットアップ術

Airターミナルの性能を引き出し、VRを最高に楽しむための具体的な接続・設定手順を解説します。

鉄則1:PCとAirターミナルは「有線LAN」で繋ぐ

無線PCVRを行う場合、「PC ⇔ Airターミナル」間は必ず有線LANケーブルで接続してください。ここを無線にしてしまうと、遅延が倍増し、VR酔いの原因になります。カテゴリ6A以上のケーブルを使いましょう。

※PCの近くにAirターミナルを置く必要があります。

鉄則2:VRヘッドセットは「5GHz帯」または「6GHz帯」に接続

Meta Quest 3などのWi-Fi設定で、AirターミナルのSSIDを選択する際は、必ず「5GHz」または「6GHz」対応のSSIDを選んでください。2.4GHz帯では速度不足でカクカクしてしまいます。

鉄則3:プレイエリアは「Airターミナルの見える場所」で

5GHz/6GHz帯の電波は障害物に弱いです。快適に無線VRを楽しむためには、Airターミナルが設置されているのと同じ部屋でプレイするのが理想です。壁を隔てると、転送レートが落ちて画質が劣化します。

まとめ:Airターミナルは、実は高性能なVR用ルーターだった

インターネット回線としてのSoftBank Airは、光回線に比べればPing値などで劣る部分はあります。しかし、Airターミナルというハードウェア単体で見ると、Wi-Fi 6/7に対応した非常に高性能な無線ルーターであり、これはVRユーザー、特に無線PCVRを楽しみたい人にとっては、大きな付加価値となります。

もしあなたが、「VRをやりたいけど、高いルーターを買うのはちょっと…」と悩んでいるなら、SoftBank Airを契約することで、インターネット回線と同時に、最高クラスの無線VR環境も手に入れることができるのです。これは、ガジェット好きにとっても非常に賢い選択と言えるのではないでしょうか。

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

テキストのコピーはできません。